日本フィル・ねりま市民コンサート 2012
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あらゆるイベントやコンサートから花見に至るまで、自粛がブームでもあるかのように中止される中、音楽家、千住明氏のコンサートが決行されました。
出演者の中にも親族が亡くなられるなどの大きな被害があったそうですが、それでも挫けず開催に努力された背景には、自粛からは何も生まれないという強い信念があったからだと思います。 全く同感です。
国民が痛みを分かち合う気持ちは大切です。 しかし、みんなの気持ちがすべて内向きになっていては、日本という国が復興に向けて歩き出すことができないと思います。
開演前の拍手なしの1曲「Prayer」で始まったコンサートは、そんな千住氏の思いの詰まった心温まるコンサートでした。 NHK東京児童合唱団の天使の歌声も、ステージに透き通った淡い色を添えていました。
横山幸雄氏のピアノによる協奏曲「宿命」もこころに沁みました。
音楽はジャンルを問わず、人の心の支えになるものです。 こんな時だからこそ、音楽によってひとりでも多くの人が元気になれば、その力で被災地の人たちを支えていけるはずだと信じています。
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今年もやります。スプリング・コンサートです。日本フィルメンバーによる室内楽の演奏を、教会の礼拝堂で聴いてみませんか?
一昨年はハープ、昨年はクラリネットがフィーチャーされましたが、今年はオーボエです。
私のチェロの師匠も出演されますです。
さらに恒例のようになっている、会場となる教会の信者で、間もなく東京音大を卒業する、岩田唯さん(ヴァイオリン)も、特別ゲストとして登場していただくように、企画中です。
通常4月に開催されていましたが、今年は教会行事の関係で5月22日になりました。
チケットはまもなく発売されますが、予約受け付けますので、私にメールください。
uncle-bear@august-1956.com
(@マークがスパム対策で全角になっていますので半角に直してください)
今年から大学生まで割引が拡大されました。 学生のみなさんのご来場もお待ちしています。
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自炊その1は「Photolog」でお届けしました。 その2は自炊は自炊でも、台所ではできない「自炊」の話題です。
最近のトレンドですが、「iPad」などのタブレットの普及で始まった書籍の電子化を「自炊」と呼ぶのだそうです。 要はスキャナーで紙面をパソコンに取り込んで、主にPDFファイル化して、モバイル端末で読もう、ということです。
従来、スキャナーで紙面を電子化するということは、数ページならともかく、雑誌でも1冊まるごとやるとなると、膨大な手間と時間がかかり、実用的ではありませんでしたが、高速で両面読み込みができるスキャナーが普及したことで、急速に身近なものになりました。
たまる一方の雑誌には困りますが、PDFファイルにして保存すれば思い切り資源ゴミとして出すことができるわけです。
スキャナーはかなり小型で軽いですが、雑誌の背表紙を切り落とすがっちりした裁断機が必要です。
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若い人の中には、卒業式で歌った人も多いのかも知れませんが、我々の世代はそれを親として聴いたことがあるケースを除けば、なじみのない曲かも知れません。
「旅立ちの日に」・・・ インターネット辞書 "Wikipedia" よれば、
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影森中学校校長だった小嶋登は、荒れていた学校を矯正するために「歌声の響く学校」にすることを目指し、合唱の機会を増やした。最初こそ生徒は抵抗したが、音楽科教諭の坂本浩美と共に粘り強く努力を続けた結果、歌う楽しさによって学校は明るくなった。
「歌声の響く学校」を目指して3年目の1991年2月下旬、坂本は「歌声の響く学校」の集大成として、「卒業する生徒たちのために、何か記念になる、世界にひとつしかないものを残したい」との思いから、作詞を小嶋校長に依頼した。その時は「私にはそんなセンスはないから」と断られたというが、翌日、坂本のデスクに書き上げられた詞が置いてあったという。その詞を見た坂本は、なんて素敵な言葉が散りばめられているんだと感激したと、ラジオ番組への手紙で当時を振り返り語っている。その後授業の空き時間に早速ひとり音楽室にこもり楽曲制作に取り組むと、旋律が湧き出るように思い浮かび、実際の楽曲制作に要した時間は15分程度だったという。
出来上がった曲は最初はたった一度きり、「3年生を送る会」で教職員たちから卒業生に向けて歌うためのサプライズ曲のはずであったが、その翌年からは生徒たちが歌うようになった。ちなみに初めて披露した年度をもって、校長の小嶋は41年に及ぶ教師生活を定年退職したため、小嶋が披露したのはこれが最初で最後となった。
その後しばらくは影森中学校だけの合唱曲であったが、まわりの小中学校でも使われだしたことで、1998年頃までに全国の学校で歌われるようになった。現在では『仰げば尊し』や『巣立ちの歌』、『贈る言葉』などに代わり、小中高の卒業式において全国で最も広く歌われている卒業式の歌となっている。
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私はこの曲を2006年にトワ・エ・モアのアルバムで聴きました。 いい曲だと思って、iPod にも入れていました。
そして先月にこの曲の作詞者が急性心筋梗塞で亡くなったというニュースを新聞で読み、それをきっかけに繰り返し聴くようになり、昨日はとうとうカラオケで歌ったばかりだったのです。
そして今日の「題名のない音楽会」。 卒業式の定番曲、という企画で、「仰げば尊し」「蛍の光」という別格の曲に続いて選ばれた曲がこの曲でした。 しかも、亡くなった作詞者御本人が登場するではありませんか。 もちろん録画であるからのことなのですが、なんとも不思議な気持ちになりました。
本当に美しい歌詞です。 しかし、歌うとなるとかなり難しい歌です。
でも、また歌いたいと思います。
先生は80歳だったそうです。 放送ではなんともいいお顔でした。 そして記念すべき放送になったと思いました。
ただただ、ご冥福をお祈りします。
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ブルーレイになった映画「サウンド・オブ・ミュージック」をいつ見ようかと思っていたら、折り悪くテレビ東京で放送されたこの映画を母親が見始めてしまったので、がっかり。
そんなときに、BS2で録画予約してあったドイツ映画「菩提樹」と「続・菩提樹」がレコーダーに収まったので、まずはそちらから見ることに。
この「菩提樹」は1956年(私が生まれた年)に、主人公のモデルであるマリア・トラップの自伝をもとに映画化された。 「続・菩提樹」は2年後に亡命先のアメリカを舞台にして作られたものである。
その後、この物語はアメリカでミュージカルになり、1956年にハリウッドで映画化された。 それが「サウンド・オブ・ミュージック」である。
私は舞台の「サウンド・オブ・ミュージック」を1度も見たことがないので詳細は分からないが、今回「菩提樹」を見直して分かったことは、映画「サウンド・オブ・ミュージック」が同名の舞台を映画化したというよりも、このドイツ映画をリメイクしたと言うのが1番正しいのではないかと思う。
近年では日本の「シャル・ウィ・ダンス?」や「ハチ公物語」までリメイクしてしまったハリウッドだから、不思議のないことだ。
「菩提樹」はハリウッド映画に比べれば質素な作りで音声もモノラルだが、丁寧につくられている。
冒頭の修道院でのシーンや、マリアがトラップ家を初めて訪ねるシーン、大佐との恋に悩んで修道院に帰って修道院長に相談したり、晴れて修道院の教会で結婚式を挙げるシーンなどは、忠実に「サウンド・オブ・ミュージック」で再現されている。 ただ、「菩提樹」はミュージカルではないので、歌は最小限に留められ、当然ながらロジャース&ハーマンスタインの音楽は使われていないから、雰囲気はかなり異なる。 それなのに違和感なく見られるのは、マリア役がとても近いイメージの女優であるからだと思う。 順番から言えば、ジュリー・アンドリュースが抜擢された理由は、もちろん歌唱力もあったと思うが、ドイツの女優、ルート・ロイヴェリクとイメージがかけ離れていなかったことにもあったのではないかと思う。
一方、トラップ大佐は少しイメージが違う。 米国版の俳優クリストファー・プラマーはクセのある顔だが、どちらかと言うとドイツ版のハンス・ホルトは端正な顔立ちである。 そしてドイツ版は、大佐が歌うシーンはわずかにあるものの、合唱団に加わることは最後までなかった。 こちらの方が原作に忠実なのだろう。 そして亡命後の様子を知るためには、このふたつのドイツ作品を観なければならないのである。
「サウンド・オブ・ミュージック」にはミュージカル映画としての脚色がかなり見られる。 私としては、こちらを先に見てしまっているから、(正確には「菩提樹」を先に見ている可能性があるが、幼くて記憶がない)音楽の素晴らしさ、シネマスコープの迫力も含めて、違和感なく、私にとって最高の映画であることに変わりはない。 ラストシーンの、実際にはなかった「徒歩で山越えして亡命」も、なくてはならない感動のシーンなのである。
ブルーレイで観る「サウンド・オブ・ミュージック」はやはり美しい。 5.1 サラウンドの音声も、素晴らしい。(テレビ放送では、サイズがハイビジョンテレビ用にトリミングされていた) そしてお楽しみは特典映像。 まだしばらく楽しめそうだ。
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OBになって早40と数年が経ちますが、今でも人生の中で一際輝いている想い出の数ページに、フレーベル少年合唱団があります。その少年合唱団が現存し、毎年定期演奏会を続けてくれていることは、ほんとうに嬉しいし、ありがたいことだと思います。
現役時代は神田小川町にあった、練習場であり母体であるフレーベル館が、駒込の六義園正門前に移ってからは、ずっとOBの集まりにもご無沙汰でした。
50回記念という機会に、久しぶりにOBが舞台に立てることになり、しかも会場は通常、オーケストラのコンサートで客席に座ることしかあり得ない「すみだトリフォニー」の大ホール。 土曜日の練習は普段は出られないのですが、皮肉にも仕事が暇で通うことができました。練習に参加して思うことは、みなまだ合唱が好きだという共通の思いがあるだけではないと思うのですが、気のいい人たちばかりで、高圧的な先輩も、生意気な後輩もいないのが不思議なほど、ということです。 もちろん利害関係がないということがいいのでしょうけれどね。
OBだけの単独練習と現役との合同練習を何度か重ねて、いよいよ迎えた当日、あいにくの雨でしたが、心は晴れやかでした。
練習会場で聴いて心配だった現役の演奏も、トリフォニーの音響効果でかなり良く聴こえました。
最初、こんなに広い舞台で、と心配しましたが、パイプオルガンや、ハンドベルを使ったクリスマス曲も効果的でした。
我々も「本番に強い」伝統を守り、できることは最大限にできたと思います。
そしてOBの出演で客席の年齢層はかなり上に広がっていたようです。これはもちろんOBが呼んだ家族や知人がほとんどな訳ですが、本来伝統のある合唱団ならば、当たり前でなくてはならないことです。
それはともかく、会場はOBの母親たちの同窓会状態で、母も旧交を温め、2次会で帰りがかなり遅かったようです。
現役の演奏について言いたいことはたくさんありますが、それは指導者にお任せするしかないので、ブログを通して関係者の目に触れることを期待して、ひとりのOBとしての個人的な意見をまとめておきたいと思います。
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今回の記念すべき演奏会に参加する機会を与えてくださったことには、深く感謝します。また消えていった純粋な少年男子だけの合唱団を存続してくださっていることにも、ただただ、ありがたいことだと思っています。
それを前提に言わせていただくと、50年の重みを感じているという言葉の一方で、創設者である磯部俶先生や、渡邊紫郎實元社長についての記述や説明がないばかりでなく、選曲にも配慮がない、我々OBの紹介もない、という現実には、がっかりしました。これは私のまわりの「昔を知る人たち」の共通の想いのようでした。
たぶん、現役の父母のかたたちは、その歴史をご存知ないと思います。
何故OBが「遙かな友に」を歌ったのかさえ、気がつかないことでしょう。
そして、団歌の演奏も、磯部先生自らが指揮をなさっていた昔のスタイル、間奏や後奏を省略しない、というものに戻していただきたい。
今回、アンコールで子どもたちと一緒に団歌を歌えたことは大きな喜びでありましたが、最後まで違和感が拭えませんでした。
天国で見てくれていたであろう、磯部先生や渡邊紫郎實さんが、どう思われたか、とても気になります。
勝手なことを書き連ねましたが、率直な意見として参考にしていただけたらと思います。
団員番号 811
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さてさて、いつまでも仕事が暇では困るし、土曜日の練習にどれだけ参加できるか今後に不安がありますが、OBのみなさん、末永くよろしくお願いします。
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お茶の水のカザルス・ホールがこの春、閉館されたのは周知の事実です。
しかし、このホールの取り壊しを何とか阻止しようという音楽家たちが中心となった運動が起こされているそうです。
発起人の顔ぶれを見るだけでも、大きな運動であるということがわかります。
コバケンも木野さんも・・・。
署名用紙はダウンロードできます。 お気持ちのある方は、是非署名運動に参加してください。
写真は木野雅之氏が2月にカザルス・ホールでラストコンサートをしたときのライブCDです。(^^)
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おかげさまで、54歳になりました。 ここのところブログもサボりっぱなしで皆さんにはご無沙汰していました。
実は間もなく母親との同居生活が始まります。
5月に私が一部屋多い近所のマンションに転居し、何しろ気ままな独り暮らしで荷物が増えるばっかりの生活でしたから、先月まで新居で自分の荷物の整理に必死でした。
そして今月に入って、今度は母親の引っ越しの準備が猛暑の中、続いています。
こちらは50年住み慣れた家ですから、想像を絶するものです。
私はもう荷物整理という作業に3ヶ月も追われていることになります。
たぶん母親がうちに来ても、しばらくは整理が続くことでしょう。
父親が亡くなってちょうど15年。 今年は忘れられない夏となりそうです。
もちろん、誕生祝いなんてものはありませ〜ん。 やれやれ。
落ち着いて、またブログの更新をできるようになるまで、待って下さいね。
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昨年、チェロを始めたのがきっかけで、友人に誘われて、初めて行ったチェロ4本のユニット、その名も「ワームトーン」。
昨年は中目黒でしたが、今年は永福町の室内楽演奏ホール、"sonorium" に出かけました。
曲目は小品を散りばめた聴きやすい曲ばかりの、私には嬉しい選曲でした。
とにかく、4人の息がぴったりと合って、小さなスペースに、文字通り温かいチェロの音色が満たされました。
明らかに昨年よりも完成度が上がっていました。若い人たちだから、まだまだ伸びるユニットだと思います・・・なんて、偉そうな感想ですが、耳だけ肥えたあじさんの戯言だと聞き流してください。
チェロで遊ぶ我が身からしたら、神様みたいな人たちなわけで、あんな温かい音色を他人様に聴いていただけるまでは、まだまだ茨の道であるわけであります。(^^;)
素晴らしい時間をいただいたことに感謝・・・冷たい風にも、コンサートで温まった気持ちは、冷めませんでした。 来年も楽しみにしています。
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毎年1月に開催されることが多かった、大町夫妻のコンサートが、今年は3月1日にありました。 会場は横浜みなとみらい(小)ホール。 旦那様はコーラスグループ「ボニー・ジャックス」を退団して、もう7年だそう。 数々の病気を抱えながら、横浜でコーラスの発展に地道な努力を続けている方。 夫人は私の「フレーベル少年合唱団」在籍時の恩師。 もちろん芸大出身の声楽家として今でも活躍されている方ですが、お二人とも古稀を過ぎてなお、年に一回のジョイントコンサートを続けられていることは、たくさんの方に力を与えてくださっていると思います。
毎年楽しみと共に、ちょっぴり不安を感じながらコンサート当日を迎えるのですが(先生ごめんなさい)、今年はさらに年頭に正人さんが腰を骨折されたということを聞いて、本当に心配しました。 しかし、不死身の男は車椅子で登場。 「直前まで病院の天井ばかり見ていた」(ご本人談)とは思えないベルベット・ボイスが会場に流れました。 花粉症のせいで私はにじみ出る涙をふきふき、ステージを見なければなりませんでしたが、開演一曲目の「花(春のうららの隅田川〜)」をお二人で歌った後、正人さんおひとりのステージになったとき、応援に駆けつけてくださったという、早大グリークラブ時代の同級生や主宰している「帆船日本丸男声合唱団」のメンバーをバックに歌われた「おやじの舟歌」では、本当に感動しました。
いつもと違うのは正人さんの殊勝なことばでした。 いつもは照れながら義理で言うようにしていた奥様への感謝の気持ちを、今回は何度も、自然に口にされていました。 それだけ、今回のけがと入院生活が大変だったのでしょう。 それでも揺るがないご夫婦の愛情に、拝見している私たちも幸せをいただくことができます。
一部は正人さんのお気に入りの作詞家、山川啓介氏(会場にもいらしていました)の曲集。
二部はますみ先生の歌曲「女の愛と生涯」(シューマン/シャミッソー)。 今回のこの曲集は、先生のお声にとても合っていたと思います。
休憩をはさんでの三部はおなじみの曲のデュエット集。
カーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」「トップ・オブ・ザ・ワールド」、先生とジュリー・アンドリュースのイメージが重なる「エーデルワイス」などなど、息のあったデュエットを堪能しました。 欲を言えば「A Whole New World」(映画「アラジン」のテーマ)が聴きたかった・・・。
毎回感じているし、以前にも書いたことですが、今回のコンサートが無事に終えられたことを、一ファンとして心から感謝し、今後も永くこのコンサートが続けられていくことを願っています。
終演後、一目お会いしたいと楽屋に寄らせていただきましたが、正人さんに「来年も楽しみにしています」とつい口にしてしまいましたが、力強く握手していただきました。
ありがとうございました。
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今朝夢を見ました。 新居の夢です。 夢なので理屈に合わないシーンはありましたが、なんだか母と同居するようなことになっているようです。 あくまで夢です。
「(母の)今暮らしている家よりも狭くなってしまうけど、いいよね。花を飾って・・・。」 部屋の中に鉢植えやらプランターやらがたくさん。(ベランダと混同してる)
そして、そこに亡くなった父が座っていたのです。(あ、また泣けてきた) 花に寄ってきた野鳥に、父がちょっかいを出したので、「ほらほら、そんなことしたら可哀想でしょ」などと私が言う。 父は子どもみたいなところもあったので・・・。(^^;)
「俺も忘れんなよ~」、と言いたかったのか、「ちゃんと見守ってるぞ」と言うことなのか、夢から覚めかかった時に不意に涙があふれ出ました。 そうか、母にはもれなく父がついてくるんだなぁ、と。 父はまだ60代のままでした。
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今日は棚ぼたで手に入ったチケットで、久しぶりに東京都交響楽団のコンサートに行って来ました。演目は全てラヴェルの作品です。席は一番てっぺんのほう。舞台が谷底のように見えます。(^^;;
でも、贅沢は言えません。いただいたチケットですから。
前半は組曲「クープランの墓」と「ツィガーヌ」。
実はこの二曲、睡魔に襲われ、ほとんど記憶がありません。睡魔せ~ん。
後半はピアニスト横山幸雄の「左手のためのピアノ協奏曲」と「ボレロ」。 これはちゃんと聴きました。
まず、ピアノ協奏曲ですが、本当に左手しか使いません。見ていて身体のバランスが悪くなりそうで、心配になりました。とにかく、右手は膝に置いたまま、左手はもの凄い勢いで動くのです。
もちろん、もともと第一次大戦で右手を失ったピアニストに委嘱されて作曲したものですから、止むに止まれずという事情はあったにせよ、両手健康なピアニストにとっては過酷な曲だと言っていいのではないでしょうか。 ラヴェルは同時期に両手の協奏曲も書いているのですが、この左手のほうがオーケストラの編成は大きいそうです。その音に負けない大音響を左手だけで出さなくてはならないのです。 曲もそこそこいい曲だと思うのですが、「凄いな、凄いな」で終わってしまった、というのが実感です。(^^;)
ちなみにピアニスト横山幸雄という人は、あの盲目の天才ピアニスト、辻井伸行の師匠でもあります。
最後の「ボレロ」は有名な曲ですが、芯となる小太鼓が女性であることにまず驚きました。この曲の小太鼓は、15分間、始めから最後まで、ただひたすら同じリズムを刻まなければなりません。さぞ、大変だったと思います。 もちろん演奏は素晴らしいものでした。
ただ、最後クライマックスには、小太鼓が2台になるのですが、(もう一人も女性!)微妙に拍が合っていなかったのが残念でした。
夜は帰って日本フィルハーモニーのテレビ放送。昨日、今日と、充実したクラシック音楽の週末でした!
(マンフレッドが時間の制約で第1楽章と第4楽章しか放送されなかった! 残念)
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今日、夜9時、NHK教育テレビは「オーケストラの森」。
日本フィルハーモニーの演奏を放送します。
曲目はチャイコフスキーの「マンフレッド交響曲」
番号のついていない交響曲で、交響詩といったほうがふさわしい曲ですが、めったに演奏されることがなく、チャイコフスキー・ファンでも馴染みのない曲です。
指揮はラザレフ。 今、日本フィルを変えつつある凄腕の指揮者です。
お見逃しなく!
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春のコンサートの演奏に向けて(なんて書くと凄いけど、実現したとしても、あくまで終演後の余興です)チェロの練習を続けていますが、何となく曲らしくなってきました。 唯一の曲、「ロンドンデリー・エアー」、またの名を「ダニー・ボーイ」です。 それなりに左の指が自然に動くようになってきました。
でも、音程がなかなか定まりませ〜ん。
一度もつかえないで弾けたことがありませ〜ん。
後藤さんは「清水君にピアノで伴奏させる」なんて仰いますが、とても合わせるなんてできませ〜ん。
まあ、直前まで努力はしますが、笑いのタネにしかならないかも。
教会の広澤司祭はカザルスの「鳥の歌」を弾いて下さい、と仰いますが、いつのことやら。
以上、とりあえず、途中経過報告です。
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かつてNHKの「音楽の広場」という番組で、黒柳徹子と楽しい司会をしていた童顔の指揮者(といっても30代だったようだ)が東京フィルを振っていたのが私にとってのこの人の最初の記憶です。
この人ももう還暦を過ぎ、日本とイギリスでの活躍が伝えられていました。
何年か前には大晦日のジルベスタでも振ってましたね。
父親は高名な指揮者でした。(N響の前身である新響〜日響)
私は尾高さんに期待します。あの方の笑顔を見ているだけで幸せな気分になりますから。 ん? ちょっと違うかな〜。(^^;)
でも、外国人指揮者ばかりに頼らず、Made in Japan のオーケストラの頂点としての地位を確かなものにしてもらいたいですね、って偉そうですけど。
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昨年末のN響の第九公演で、第3楽章の冒頭でマズアが演奏を止めたらしい。
前代未聞の出来事だ。 我らがマズアさん、よっぽどコンマス(まろさま)のテンポが気に入らなかったらしい・・・。
この話、先日の日フィルの会議で聞いたのだが、(あくまでも雑談の中である)信じられなくて、帰りの電車の中で早速ググった。
どうやら本当らしい。 しかもFMで生放送中だったとか。
テレビで見たときは違う日だったのか、うまく編集されていたのか、何事もなかったような映像だった。(録画していたので見直しもした)
それにしても・・・悪いのは誰だ?
興味のある方は、「マズア 止まった」で検索してみて~。
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恒例になった、練馬聖ガブリエル教会での日本フィル楽員による室内楽コンサート「スプリングコンサート」が今年も4月11日に行われます。
教会委員会の承認も降り、これから最後の準備に入ります。
チラシも今日(日付かわってしまいましたが)出来上がってきました。
今年はクラリネットです。 後藤さんのビオラとの面白い組み合わせを楽しんでいただけます。(^^)
是非江古田の教会に聴きに来て下さい!
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毎年恒例のジルベスターコンサート。 今年のカウントダウンはホルスト「惑星」からジュピターでした。 今年も大成功! 最後の「ジャン!」で見事に時報が鳴りました。 毎回ドキドキさせられますね。
そういえば今頃さだまさしのカウントダウンで盛り上がっている友だちもいるんだったなぁ。
その会場でそのまま放送される「年の初めはさだまさし」の放送が始まりました。
そば食べるの忘れていました。 これから茹でます。(^^;)
みなさん、今年もよろしくお願いします!!
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突然の自殺のニュースに驚いた。 つい先日、南こうせつの野外コンサートに出演している映像で元気な姿を見ていただけに、信じられなかった。
私が1番最初に自分のこづかいで買ったレコードは「帰ってきたヨッパライ」(ザ・フォーク・クルセダーズ)だった。 そのときはただ、おもしろい歌だとしか思わなかったが、その後フォークルは「イムジン河」(「政治的配慮」から発売中止)「悲しくてやりきれない」(イムジン河の発売中止への想いを歌にした曲)「青年は荒野をめざす」など、詩曲ともに優れた曲を発表し、子どもながらも彼らの力量を再認識した記憶がある。
フォークル解散後の加藤和彦は、もっぱらプロデューサー指向の強い作曲家として、私にとっても存在感のある音楽家だった。
特にベッツイ&クリスの「白い色は恋人の色」「花のように」、由紀さおり「初恋の丘」、トワ・エ・モワ「初恋の人に似ている」、竹内まりや「戻っておいで私の時間」「ドリーム・オブ・ユー~レモンライムの青い風」「不思議なピーチパイ」などの明るく優しいメロディは、その多くの作詞を担当していたフォークルのメンバー北山修の素直な詩と共に今でも心に残っている。 このコンビの「あの素晴しい愛をもう一度」は、あまりにも有名だ。
近年はアルフィーの坂崎幸之助との名コンビで「和幸」(かずこう)としても活動し、まだまだ我々を楽しませてくれていただけに、鬱病だったとはいえ、本当に残念である。
ご冥福を祈る。
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10月から始まった NHK(総合)の番組「ブラタモリ」が面白い。
もともと古地図が好きな私だが、昨年末、原宿をタモリがブラつくというこの番組のテスト版(パイロット版)が放送されたとき、私のアンテナが反応した。 本放送まで一年弱の間、待たされた訳だが、ロケは桜満開の神田川(早稲田)ではじまっていた訳だ。
パイロット版 原宿(明治神宮〜表参道)
第一回 早稲田(タモリの母校周辺)
第二回 上野(江戸時代の都市計画)
第三回 二子玉川(高島屋や玉電)
第四回 銀座(銀ブラも表通りだけじゃない)
土地の高低差、坂道、川などに特別なこだわりがあるタモリ氏が、ありがちなグルメ指向の強い探訪番組とはひと味もふた味も違う切り口で番組を展開していく。
次回は第五回「三田・麻布」(11月12日木曜日夜10時)。
予定では半年間続くらしいので、これからもしばらく楽しめそうだ。
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