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2004.08.16

私のこだわり(5)オーケストラ

オーケストラ

きっかけは、イージー・リスニングだった。ポール・モーリアがメジャーなところだが、私はマントバーニが好きだった。結構はまって聴いていたら、兄に「こんなのどう?」と教えられたのがチャイコフスキーの交響曲第六番"悲愴" だった。それは目から鱗だった。クラシック音楽には近い環境にいながら、ベートーベンだ、チャイコフスキーだというのはどこか堅苦しく、音楽の授業でもあまり興味を持っていなかったからだ。

イージー・リスニングとは全く違う重厚なサウンドと、予想外の美しいメロディに、すっかり夢中になってしまった。ただ、"悲愴" はフィナーレが重く暗いので、ピアノ協奏曲やら第五番以前の交響曲などと、だんだん聴き進んでいって、だんだんとクラシック音楽の世界に染まっていった。

高校から浪人時代、大学時代と、親のスネをかじってN響の会員にまでなり、毎月のようにNHK ホールへ通った。今考えれば、随分贅沢をさせてもらったと思う。もちろん最上の席ではなかったが、さほど裕福ではなかったにも拘わらず、貴重な時間を持つことができた。

この期間にあらゆる作曲家の作品を聴いた。当然のことながら、演目は自分で選べないからである。そこで知ったのがリヒャルト・シュトラウスだ。それまではシュトラウスといえば、ヨハンだったし、映画「2001年宇宙の旅」で「ツァラトゥストラ」は知っていても、あの冒頭部分の後は聴いたことがなかった。チャイコフスキーよりは年代が新しく、難解なイメージもあったが、これまた美しい旋律とドラマティックな構成に魅了された。「ツァラトゥストラはかく語りき」のほか、「ドン・ファン」「ドン・キホーテ」「アルプス交響曲」そして一番のお気に入りの「英雄の生涯」など、弦楽器とホルンを多用した拡がりのある音楽にまた、はまってしまった。

それからは、ポップスと言えども、薄っぺらなアレンジの曲では満足出来なくなった。ストリングスにこだわる理由はこの辺りにあるのだ。

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