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2004.08.06

音楽ひとりごと(7)さだまさし

さだまさし[フォーク歌手]

さだまさしという人は不思議な人だ。多面的と言ったらいいだろうか。一般的には”関白宣言”が代表曲ということになるのだろうか。あるいは、「山は死にますか」の”防人の歌”か、はたまた”精霊流し”か。実にいろいろなタイプの曲を作る。しかし、どれも私の好みではない。私はいわゆるメッセージ・ソングというものは嫌いだ。聴き手にある一定の解釈を強いるからだ。歌は、聴く人の取り方で幾通りもの解釈ができるはずだと思うからである。また、お涙ちょうだいも同様だ。これを聴いたら。ほら、感動するだろう、と強いられる気がする。

それなら、何故私がさだまさしを聴くのか。大変申し訳ないことだが、YUMING の場合と同じように、服部克久・隆之親子の素晴らしいオーケストレーションを聴くためなのだ。渡辺俊幸もいい。(ちなみに渡辺俊幸は一時、赤い鳥のメンバーだった)彼らのアレンジがあってこそのさだまさしなのだ。

それを前提として、さだまさしはいい。メロディが心に沁みてくる。そのメロディとオーケストレーションに乗ると、理屈っぽさもお涙ちょうだいも許せるのである。さだの詩が生きてくる。説得力を持つのだ。

”ONLY〜薔薇園〜” ”駅舎(えき)" ”親父の一番長い日” ”ひまわり”そして、唯一全曲おすすめのアルバム「夢回帰線」の中の”風に立つライオン”。どれも私にとっての彼の代表曲だ。

この「夢回帰線」はほかのアルパムにはない、洒落た「粋」がある。変に気取っているわけではない。一曲一曲が、色彩の豊かな映画の一シーンのようにストーリーを思い浮かばせる。(ほとんどのアレンジは渡辺俊幸である)

彼は毎年、8月6日の広島の原爆の日に、同じ被原爆の地、長崎で無料コンサートを開くのが恒例となっていて、今年もNHK のBS2 で生中継を見た。やはり、いい詩を歌う人だ。それでも、私はこれからも彼の曲から好みのものを選んで聴くだろう。

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