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2004.10.14

神戸物語(1)

  連休を使った社員旅行の二日目。早々に解散して、新幹線に乗るまでの時間をフリータイムにした。

  恒例の教会巡りのために神戸市内へ出たところから話は始まる。観光客でごった返す北野の異人館街に辟易して、昼食を取ろうと三宮まで歩いた。せっかく神戸にきたのだから、と清水の舞台から飛び降りて、神戸牛ランチを奮発した。それはともかく、教会巡りのひとつ目にと考えていた「神戸栄光教会」の場所をウェイトレスに聞いた。

  実は前日の新幹線の中で見た電光掲示のニュースで、10年前の大震災で崩壊したその赤レンガ造りの教会が再建され、初めての礼拝が行われたことを知り、訪れたいと思ったのだが、まだ地図になかったのである。(聖公会=神戸聖ミカエル教会は県庁のすぐ隣りに載っていた)

  ウェイトレスはわからず、店内で何人かに聞いてもらったが、教会再建のニュースは意外にも知られていなかった。私の聞き方も悪く、北野の「カトリック神戸中央教会」を教えられ、北野坂へ戻った。しかしそこは白レンガ造りであった。

  落胆する私の前に、1台の車が庭から出てきた。運転者は作業服を着た、直感的に同業者かな、と思わせる雰囲気を持つ人だったので、思い切って聞いてみた。

  「赤レンガの教会を探しているのですが、ご存知ありませんか?」
  「ああ、栄光教会ですね。これからそちらの方向に行きますから、乗りませんか?」

  そんな言葉にあっさりと甘えて乗せてもらい、車内で話をしてみると、同業者ではなく聖職の方で、東京の上智大学と武蔵関の神学校に通ったことがあるという。武蔵関や大泉近辺のキャベツ畑を懐かしそうに話すその方に、今でもまだまだ多いですよ、などと答えながら、
  「実は私の教会は聖公会で、このあとこちらの聖公会にも寄ろうと思っているんですよ」
と言うと、栄光教会と聖公会の教会はすぐ近くだと教えてくれた。

  お礼を言って栄光教会前で車を降りると、前日は賑わっただろうその教会は人ひとりいなくて、鍵も閉まり、残念ながら中に入ることは出来なかった。仕方なく外観を撮って聖公会へ向かった。

  当日は日曜日ではなかったので当然の成り行きながら、聖公会も同じように閉まっているかも知れないという不安があった。ほどなくその神戸聖ミカエル教会に着いたが、ぞろぞろと人が入っていく。礼拝の時刻でもないし、なんだろうと思うと、「神戸フィルハーモニック・サロンコンサート」と看板が出ていた。

(続く・・・)

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