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2005.02.26

音楽ひとりごと(17)ポリーニ

マウリツィオ・ポリーニ [ピアニスト]

私が最初にポリーニの音楽に触れたのは、1972年録音のショパン「エチュード」のLPを聴いたときだった。 当時私は高校生。 ピアノの先生は私を極めて長い目で見て下さっていたので、「弾きたい曲を楽しんで弾きなさい」という指導の元、私は無謀にもエチュードOp.10-3「別れの曲」に挑んだのだった。

  私のピアノのことはともかく、この「別れの曲」を聴くために、発売されたばかりの話題盤だったこのLPにめぐり逢ったのだ。 とにかく凄かった。 タッチの正確さはもちろん、切れの良さはそれまで聴いたことのない迫力だったし、なおかつ情感溢れる表現力を感じた。

  ポリーニは1960年のショパン・コンクールで優勝したあと、しばらくレコード的には長いブランクがあった。 優勝記念で残されたアルバムには、私の好きなコンチェルトの一番や、バラード、英雄ポロネーズなども収録されているが、やはり若々しいながらも、技術的にはほかのピアニストの比ではない。 審査員のルービンシュタインさえ、「我々の誰よりうまい」と評価した、とライナーノートに書かれている。

 満を持しての「エチュード」は、当時かなり話題になっていた。 私としては理屈ではなく、聴いていて気持ちが良かった。 ストレス解消のために、ヘッドホンをつけて、大音量で何度聴いたことか。 例えて言うなら、白鳥が優雅に水に浮いているその水面下で、必死に足で水を掻いている様子に似ている。 美しいメロディーを支えるたくさんの音の動きが、私の心を揺さぶった。 そして、間もなく発表された「プレリュード」と共に、私の愛聴盤になった。

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2005.02.23

私のお気に入り(11)小魚

たべる小魚 [健康食品]

  ふとスーパーの棚で目がとまった「たべる小魚」という商品名。 塩無添加で自然な海の味。カタクチイワシの煮干しなのだが、うまい。後をひく。 何より、絶対身体に必要な栄養がいっぱいだ。

 イライラ防止のカルシウム、肌つやつやのナイアシン、貧血気味の私に鉄分、頭が良くなるDHA、血流を良くするEPA!

  昔教員時代に、子供たちに食べさせていた小魚、こんなに旨かったかなぁなどと、考える。 今の自分だから旨いのだろうか。

  ジンチョウゲの香りいっぱいのリビングで、磯の味をぽりぽりするのはなんとも不思議。

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CD BOX

  CD の整理がやっと終わった。 引っ越しのごたごたであちこちバラバラになっていたものだ。 整理してみると、知らないうちに、CD BOX がずいぶん増えていることに気がついた。

  CD BOX を買うのには、二通りの理由がある。 ひとつはそのアーティストの曲を一気に揃える場合。 もうひとつは、どうしても欲しい曲がそこにしかない場合。 

  私の場合、後者が多いように思う。 前にも書いたように、「初CD化」という言葉に私は弱い。今となってはアナログ・レコードを聴くのもオツだが、CDは、リマスターやリミックスで聴感が違うものも多いし、MP3にしたときにも、音質にはやはり差が出る。 未だにCDになっていないものを、キャプチャーでデジタル化することも、それはそれで楽しいのだが。

  枚数で多いのは「赤い鳥」の12枚組。次いで「ポール・モーリア」「ザ・タイガース」と「和田アキ子(中古)」の10枚組。 それぞれ、CM曲やソノシートものなど、オリジナル・アルバム以外のレアな音源が満載だ。
  そのほか、「アンディ・ウィリアムズ」「カーペンターズ」「トワ・エ・モア」「南沙織」「岩崎宏美」「西郷輝彦」「ちあきなおみ」「アイ・ジョージ」「布施明」「岸洋子」「レーモン・ルフェーブル」と言ったところ。

  我ながら多彩なレパートリーだ。 アルバムの中の曲だとか、売れなかったシングルとか、ヒット曲のB面だとか、長いアナログ時代からのこだわりがそこにある。

  お気に入りのレアな曲としては・・・
・赤い鳥「コカ・コーラ」(中学時代、憧れのCMだった)
・和田アキ子「涙の誓い」(シングルA面だがハードな歌詞で、今では歌われることもラジオで流れることもない/この頃の声の伸びは素晴らしい)
・アンディ・ウィリアムズ「ホリー」(シングル「悲しみは空の彼方に」=これも知られない曲だが=のB面でひたすら美しい曲)
・トワ・エ・モア「リンゴの花の下で」(シングル「地球は回るよ」のB面/東海林修氏がコンテストに出品)
・南沙織「美しい娘たち」(シングル「哀愁のページ」のB面)
・岩崎宏美「生きがい」(アルバム「私・的・空・間」の1曲)
・西郷輝彦「俺たちの明日」(シングルA面/竹脇無我と西郷輝彦が刑事と新聞記者という設定のドラマ「まごころ」の主題歌)
・ちあきなおみ「花吹雪」(都倉俊一によるシングルA面曲)
・布施明「海を見つめて」(アルバム「マイ・ウェイ」の1曲/宮川泰が東京音楽祭に出品)
・岸洋子「甦る明日」(川口真によるシングルA面曲)

などなど。

  果たして共感してくれる人がいるかと言えばかなり期待薄だが、マニアックな人のコメントを待つ。

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2005.02.15

映画ひとりごと(2)ヘプバーン

オードリー・ヘプバーン [女優]

  ジュリー・アンドリュースについて、以前「サウンド・オブ・ミュージック」として書いたが、ジュリーが舞台で演じていた「マイ・フェア・レディ」を映画化したときに、主役を奪ったのがこの、オードリーである。  ジュリーの「マイ・フェア・レディ」を見たかった私としては、少々恨みのある女優ではあるが、この人のもつ輝きは、やはり無視できないものだ。

  「ローマの休日」で魅せられて、すっかりファンになってしまったのだが、この映画について今更語ることはない。 今日ここでオードリーについて書こうと思ったのは、先日本屋で「シャレード」のDVDが五百円で売られているのを見つけて、思わず買い、昨夜これを見たからである。レンタルや、中古品ではない。 もちろん、デジタル処理を特にしている形跡もなく、画質はお世辞にも良いとは言えなかったし、よくある「おまけ」映像もない。 それでも五百円という価格は驚きだ。

  この「シャレード」という映画、何度もテレビなどで見たのだが、サスペンスと洒落たユーモアは絶品だ。 何故か共演のケーリー・グラントに、先日亡くなった三橋達也氏を思い出した。日本版を作るとしたら絶対この人だったろう。 一方のオードリーは・・・思い当たらない。 誰がやってもイメージは合わないだろう。 それだけ、オードリーの存在は特異なのである。 また、彼女を狙う悪役陣は、よく見ると、後に日本のタバコのCMや角川映画に登場することになる人が目に付いた。

  このほかにもオードリーの主演映画はいろいろあるが、「昼下がりの情事」や「ティファニーで朝食を」「おしゃれ泥棒」などが共演者を含めて好きである。

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2005.02.03

音楽ひとりごと(16)TVサントラ

TV サウンド・トラック盤・2タイトル

  久しぶりに秋葉原へ立ち寄り、石○のCD ショップで三枚仕入れてきた。 なるべくレンタルで済まそうと思いつつ、私が欲しいものは少々マニアックなものが多いので、ツ○ヤにないことが多くて困る。

  今回の目的は「ジョン・健・ヌッツォ」。最近「紅白」から「題名のない音楽会21」などのテレビ番組でたびたび見かけて、すっかりお気に入りになったテノールだが、二枚目のアルバムを手に入れた。 そのつながりで、かの大河ドラマ「新選組」のサントラにも手を伸ばしてしまった。 これは、実は私としては出演者が好みでなかったので、放送は一度も見ていなかった。 だから、ジョンがこの主題歌を歌っていたことも知らなかったのだ。そしてこの音楽を担当していたのが服部隆之氏であったということも。そして紅白で初めてその曲を聴き、もう一度聴きたいと思ったのである。これはかなりレベルの高いサントラになっている。少なくとも、ドラマと無関係に聴ける。 テーマの演奏はもちろん「NHK 交響楽団」だ。

 さらに、このアルバムのとなりにあったのが「砂の器」のサントラだった。 こちらは千住明の音楽を、羽田健太郎(奇しくも「題名のない・・・」の司会者だ)のピアノと日本フィルの演奏による、これもかなり力の入ったものになっている。 
  「砂の器」と言えば、かつて加藤剛主演で映画化された松本清張の小説だが、映画の時よりも音楽の出来はずっと良い。しかも映画の音楽のイメージを、見事に再現している。
  こちらもドラマは全く見ていない。 主演はどちらも同じグループのメンバーだ。

  このように、服部氏や千住氏のような若い世代が、本格的なフル・オーケストラを使って作り上げるようなサントラを、私は大いに歓迎する。 私の場合、必ずしも番組のファンではないのだが。

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2005.02.01

家を建てるなら

   私が家を建てるなら、各部屋に最低五カ所の二個口コンセントをつけてやる。 賃貸マンションでは文句のつけようがないのだが、なんでこんなにコンセントが少ないのだろう。

  今やなんでも電気は必要。 パソコン一台使うにしても、周辺機器のために五、六個のコンセントが要る。そのほか、テレビ、ビデオ、オーディオ、ファンヒーター、空気清浄機、スタンド(照明)、電話、ファックス、コピー等々、挙げればきりがない。

  我が家では五個口、六個口のテーブル・タップがあちこちにごろごろしている。 東京電力は「オール電化」を謳いながら、一方で「たこ足配線は止めましょう」などという。 どうすればいいのだ。

  キッチンには冷蔵庫用の二個口コンセントがひとつだけ。 炊飯器やトースターや電動ポットのために、ほかの部屋からコードを引っ張って来なければならない。キッチンの電気製品は電力を喰うから一カ所からたこ足は危ない。

  廊下をコードが走ることになる。 LAN ケーブルも走る。 それというのも、マンションの設備上、インターネットの接続口が玄関にしかないからだ。 ああ、なんという不合理。

  と、いうわけで、電気工事は専門ではないが、配線カバー(モールという)くらいは付けられるだろうと、今日は廊下に這いつくばって、工事のまねごと。 それなりにすっきりした。

  タイトルから、全く違う内容を想像した人、申し訳ない。

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