少年オルフェ
小学校(豊島区立大成小学校 = 現在は統合でさくら小学校となっている)時代に、学級文庫というものがあった。 その中の「少年オルフェ」という小説だけが、未だに強く印象に残っている。 これはギリシャ神話の「オルフェ」に由来する題名だが、少年が病気で死んでしまった妹を救うために冒険するというSF小説である。
私は高校生になってもおとなになっても、時折思い出してもう一度読みたいと探したことがあったのだが、既に廃刊になっていたのだった。 それからも妙に気になっていて今回のテーマに選んだのだが、調べてみるとさすがにインターネット時代と言うべきか、情報が見つかった。 やはり同じように思い出に残っている人がいて、復刊を求める動きもあるようだ。
資料を見ると、あの「タイム・トラベラー」で有名なNHK の少年ドラマシリーズでもドラマ化されたことがあり(私もこれを読んで思い出した)そのせいでファンもいるらしい。
私はドラマよりも小説で読みたい。 それも同じ表紙の装丁で。 しかし今はそれが叶わなくても、小説の内容は、ありがたいことに、ほぼ、原文に近いものが読めるようだ。 これからじっくり読み返してみようと思う。
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コメント
はじめまして。少年オルフェを検索しながら、記事を読ませていただきました。 私も 青い鳥文庫の表紙でもう一度読んでみたいです。 同じ気持ちの方がいらっしゃるのを知って なんとなく嬉しく思い コメントを書かせていただきました。 復刻するといいですね。
投稿: fuwarinn | 2005.07.05 00:03
私も、小学生の頃に読んだ「少年オルフェ」が忘れられません。
高校時代に天体観測に興味を持つようになって、宇宙に対する見方はずいぶんと現実的になりましたが、最近、身内の不幸が続いて、死とはなんぞや、ということを考えるようになってから、「少年オルフェ」が妙に読みたくなりました。
私のように考える人って、たくさんいるのですね。
投稿: bigfield | 2005.12.30 06:07
fuwarinn さん(半年遅れのコメントですみません)、bigfield さん、コメントありがとうございます。 同じ考えの方とは言え、見ず知らずの方たちと思いを共有できるのは、インターネットの一番のメリットかも知れませんね。 来年こそ、復刊していただけるように祈りたいと思います。
投稿: uncle bear | 2005.12.30 09:25
嬉しいです。共感出来る方にあえて。青い鳥文庫。フリマで小学校の頃買い、母に捨てられ。廃刊になり泣いたのをおぼえてます。
投稿: るな、 | 2016.04.19 09:58