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2005.12.08

音楽ひとりごと(25)HIT SONG MAKERS

HIT SONG MAKERS [テレビ番組]

  地上波でなく、BSデジタル放送(BSフジ)の番組である。 既に再放送なのだが、今回初めてこのシリーズを見て驚いたのは、その出演者だ。 今までほとんど写真でしか見たことのないような作曲家たちが次々と登場し、生の声で自分のキャリアについて語るという画期的な番組だ。

  最初は「筒美京平」。 その曲数の多さを物語り、この人だけは二週に渡って放送された。 続いて宮川泰、すぎやまこういち、村井邦彦、都倉俊一と続いた。 どの人も私が小中学生の頃から胸をときめかせた作曲家たちだ。 筒美京平と村井邦彦については何度か書いたので、今回はそのほかの三人について書こうと思う。

  宮川泰(ひろし)は、ザ・ピーナッツの一連のヒット曲で有名になったが、私との本格的な出会いはやはり、伊東ゆかりの「青空のゆくえ」だ。(この曲についてももう既に書いている) そして布施明の「海を見つめて」は東京音楽祭入賞曲だが、こちらも名曲。 フルオーケストラで再録音して欲しいと思い続けてもう、30年以上過ぎた。 当時の録音は、中途半端に電子楽器を使っていて、それだけが残念なところ。 沢田研二のソロデビュー曲「君をのせて」は、何故か当時としても録音が良くなかった。 チャゲ・アスのASKAもカバーしているが、現在の録音技術を駆使して、沢田の若い声だけを残し、録り直して欲しい。

  すぎやまこういちは「ドラクエ」で知っている人が多いと思うが、私はやはりザ・タイガースのヒット曲が印象に残る。 ビートルズの音楽とクラシックをうまく組み合わせた趣の曲作りが新鮮だった。 そしてトワ・エ・モアの山室英美子(現:白鳥)に「合歓ポピュラーフェスティバル」で歌わせた「タンポポ舞う頃」が一番のお気に入りだ。 あと忘れてならないのは東京音楽祭の最初のグランプリになった雪村いづみ「私は泣かない」。 この曲は最近ようやくCD化された。 どちらもコンクール向けの作品だが、名曲だ。

  都倉俊一は山口百恵やピンク・レディを育てたが、私にとってはペドロ&カプリシャスや麻生よう子に書いた映画の一シーンのような映像を彷彿とさせる「ジョニーへの伝言」「五番街のマリーへ」「逃避行」「午前零時の鐘」と言った曲が代表曲だ。 郷ひろみの「若さのカタルシス」も好きだった。

  番組はそのあと、宇崎・阿木夫妻、来生姉弟と続き、次回は「鈴木邦彦」。 まだまだ楽しみなシリーズである。


  余談だが、筒美京平の初期の代表作「ブルーライト・ヨコハマ」の出だしのメロディは、歌った歌手いしだあゆみによって変えられてしまったのを知っている人がどれだけいるだろう。 いしだは「・まちのあかりが」を「・ドドシシララミ」と歌っているが本来は「・ドドドドシラミ」だったのだ。 どうやらいしだが歌いやすいという理由で変えられたようだ。 その名残を間奏で聴くことができるので、是非確かめて欲しい。 今回の番組で、このエピソードに触れられなかったのが残念だった。

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コメント

そんな美味しい番組があったんですか・・・。観られなくて悔しい(^^;)。
宮川さんといえばやっぱり「ウナセラディ東京」が一番好きです。
「君をのせて」の件、私も賛成です。名曲なんだからなんとかして欲しいよね。
それにしても「筒美京平さん2週」はほんとに悔しい!!
KUMAさんのことだからきっと録画しているのでしょうから死ぬまでには一度見せてもらうことができるかもしれないと期待しています(^^;)

投稿: | 2005.12.09 11:30

私をKUMAさんと呼ぶのは、とろさんですね。 名前がありませんでした。(^^;)

この番組、お見せしたいのはやまやまなんだけれど、デジタル放送のせいでコピー不可なんですよ。 今保存してあるのは。DVD-RAM。これが見られるDVD プレイヤーをお持ちなら、機会を見て・・・。(^^)

投稿: uncle bear | 2005.12.09 21:57

あれ~!またやってしまったか・・・(--;)。そうです私が変なおばさんです。

デジタルだとコピーできないんだあ、へえ~。
まだDVDレコーダー持っていないんですよね。珍しいでしょ。
やっぱり買った方がいいかなあ。

投稿: とろ | 2005.12.10 22:13

そんな素敵な番組があるんですね。
見れる環境にないので残念です。
私一時は作曲家志望だったんで(汗)、非常に興味深いです。
Jポップといわれて久しいですが宮川泰氏は創始者だと思ってます。服部良一、中村八大氏らが歌謡曲を洋楽(ジャズ)風に変えていきましたが、ポップという言葉がぴったりなのは宮川氏ですよね。「恋のバカンス」をはじめて聞いた時はぶっ飛びました。
「素敵なカプチーナ」も名曲ですよね。

「逃避行」「午前零時の鐘」これも大好きな曲です。
西川峰子さんにほとんど賞を持っていかれ、最後の最後にレコード大賞新人賞とった時、麻生よう子さんと一緒に泣きました。

投稿: Benny | 2005.12.10 23:26

ギタリスト・Bennyさん、恐縮です。(^^;) 読んで下さっていたんですね。 番組の内容を詳しく書ければいいのですが、時間もなくて・・・。 鈴木邦彦の回も面白かったです。 特に私が好きなコカコーラのCM「Real Life」をご本人もとても気に入っていたというのが嬉しかった。 コンセプトはアメリカのグループ、"フィフス・ディメンション"風、だったそうな。 彼の師匠である中村八大氏の「涙をこえて」も、もろに "フィフス・ディメンション"風でしたね。

投稿: uncle bear | 2005.12.10 23:52

はじめまして、こんにちは。
ザ・ピーナッツで検索して辿り着きました。
この番組、見たかった~。

宮川泰さんの曲では 西田佐知子「涙のかわくまで」、槙みちる「若いってすばらしい」、ザ・ピーナッツ「ふりむかないで」などが おなじみになっています。 母がカラオケで 必ず歌うのです・・・。

村井邦彦さん、大好きです。
ゴールデン・カップス、久美かおり や トワ・エ・モア への提供曲など大好きなのですが、特に好きなのがGSの ザ・リリーズ に提供した「 イマジネイション 」です。 この曲を聴いて村井さんについて行こう!と思いました。 タイガースの「風は知らない」なども大好きです。
そういえば村井さんご自身は、GS勢へ提供した曲の中ではカップスの「4グラムの砂」がお気に入りだそうです。 マモル・マヌーの声が心地よいイイ曲ですね。

更新、楽しみにしています。

投稿: hika | 2005.12.17 03:21

hika さん、ありがとうございます。 BSフジがご覧になれるのであれば、23日の金曜日夜10時から、また宮川泰の回を放送するようですよ。hiko さんもお詳しそうですね。 またお話しをお聞かせ下さるとうれしいです。(^^)

投稿: uncle bear | 2005.12.17 05:52

タンポポ咲く頃から検索して辿り着きました。名曲だと思います。ラベルあたりの物語性も感じ取れます。後発の四季の歌というのはどうもコレをベースにしているフシがありますね。コカコーラの歌もあの頃のがイイですね。キミと二人していこう新世界 っていうバージョンですね。

投稿: ひまじん | 2006.02.26 14:31

ひまじんさん、はじめまして。 コカコーラのCMは私も赤い鳥のバージョンが一番好きです。(^^) コカコーラCMのCDも買いました。

投稿: uncle bear | 2006.03.23 06:33

はじめまして、こんにちは。
鈴木邦彦さんと中村八大さんを検索していて辿り着きました。
>伊東ゆかりの「青空のゆくえ」だ
これ、素敵でしたね。最後はスキャットでした。
リアルタイムで、テレビで音楽祭を見てました。
今でも、全部歌えるのじゃないかと思います。たぶんですけれど。
僕も、こんなの書きました。
http://sadanono.exblog.jp/6122006/

投稿: nonoyamasadao | 2007.11.23 16:22

>nonoyamasadao さん
なんとまあ、随分前にコメントいただいて、お返事もせずに大変申し訳ありませんでした。 気がつきませんでした。(^^;)

合歓の中継をご覧になっていたんですね。 嬉しいです。
ありがとうございました。

投稿: uncle bear | 2010.01.24 19:06

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