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2006.01.28

SONY の思い出

 最近、なにかと話題のソニー。 良いニュースは昨年の年末商戦で液晶テレビが随分売れた、という報道。 しかし、これも実は今までになく値引きに応じたからだという説も。

 また、クリエ(PDA)から撤退、そしてアイボなどのロボット分野からも手を引き、はたまたウォークマン・ブランドの国内生産さえ止めてしまうという。

 記憶を遡ると、我が家には小さなオープンリールのテープレコーダーあった。 ザ・タイガースの解散コンサートのテレビ放送を、家族のみんなを黙らせて録音したものだ。

 そして一浪の末、地元の小さな大学に入学。 その頃ソニーは「世界最小」が得意で、普及が進んだカセットレコーダーでも超小型の製品を開発した。 キャッチ・コピーは「カッパもびっくり!」 このカッパというのは光文社の「カッパ・ノベルス」を指し、新書の大きさにほぼ迫った、ということだった。 私は当時の雑誌の真似をして、古本屋で買った難解な学術書のページを全て糊づけし、中を四角くくり抜き、アルバイトをして買ったそのレコーダーをはめ込んで授業に持ち込み、講義を録音したり、モノラルではあったが音楽を密かに聴いたりしたのだ。 まだ、あのウォークマン登場の前夜のことである。

 間もなくステレオで音楽を持ち歩けるウォークマンが世に出たが、普及は瞬間的で類似品が各メーカーから次々と出た。 私もパナソニックやアイワの製品を買った記憶がある。 ソニーの弱いところはこういうところかも知れない。 アイデアは素晴らしいが、あっというまにその優位性は脅かされる。 家庭用のビデオでもつまづき、ユーザーの信頼をかなり失ったと思う。 ベータのテープがただのゴミになってしまった人は、かなりいたはずだ。

 これからソニーはどうするのだろう。 ソニーらしさとは何だろう。 裏切られてもまだ、ソニーに「夢」を期待するユーザーは、少なくないと思うのだが。

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