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2006.03.19

和田アキ子「Mother」

 NHKの「家族で選ぶにっぽんの歌」を見た。

 オープニングの「また逢う日まで」は久々のフルオーケストラ版。 嬉しかった。

 そして、ラスト前の和田アキ子は圧巻だった。 実は昼間、ラジオでこの裏話を和田本人から聞いていたのだが、昨年末に母親を亡くした和田にとっては、大きなハードルだったはずだ。 司会の柴田理恵と伊東四朗の曲紹介は、番組を盛り上げるためとは言え、感情の高まりをさらに大きくするものだったのにも拘わらず、和田は耐え、最後まで見事に歌いきった。

 本当のことを言えば、最近の和田アキ子には少し失望していた。
 私は「涙の誓い」の和田のファンだった。 今では全く歌われることのない、マイナーな曲だが、「また逢う日まで」と同じ1971年のヒット曲(なかにし礼・川口真)である。 もちろん、翌年の名曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」(阿久悠・森田公一)も好きだが、紅白で何度も歌われた曲とは違う思い入れが「涙の誓い」にはある。

 私が失望していた理由は、最近のこの人の言動全般、特に度重なる禁煙の失敗だ。 喫煙は個人の自由として認められている国だが、プロの歌手として、考えるべきだ、と言いたくなるほど、最近の「ブルースの女王」は声が出ていない。 養毛のCM曲の声には、耳を塞ぎたくなる。 声を張っているときはいいのだが、余韻が残らず声がブツ切れだ。 年齢的なことも、もちろんあるとは思うが、それなら禁煙はなおさら必要なはずだ。

 なぜこんな生意気な苦言を、わざわざ個人のブログに書こうと思ったかというと、今日の「Mother」に感動したからである。 今日は涙をこらえ、絞り出すように歌ったことで、いつもより声が出ていたのかも知れない。 やはりこの人には、これからもいい歌を、いい声で歌ってもらいたい。

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