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2006.03.01

AMラジオがおもしろい

 テレビばかり見ていると、ラジオと接する時間が短くなるが、それでも車の運転中など、私はAM放送をよく聴く。 若い頃は音質の良い、横文字を多用するおしゃれなFM放送のほうが格上だと思っていたが、今となってはその薄っぺらさが鼻につく。 いや、私が年を取り、同世代や、それ以上の年齢のパーソナリティの語り口調のほうが安心して聴けるだけなのかも知れない。 特に聴くことが多いのは、ニッポン放送だ。 毎週土曜日早朝の塚越アナウンサーや、平日の毎朝、モリタクの相手をしている垣花アナウンサーが私には心地よい。

 先日は、黒柳徹子の特番も面白かった。 三時間があっという間だった。

 そして、先週の土曜日の夜、フリーになったばかりの福沢アナの番組にユーミンが出演するというので聴いていたら、その合間のリスナーとの電話でのやりとりがおかしかった。 育児の話の中に、「ケチャッピ」という単語が飛び出した。 文脈からしてそれは明らかに調味料の「ケチャップ」なのだが、私は単に若者言葉の類だと聞き流した。 しかし、福沢アナは食いついた。 なんと、その若い女性リスナーは、30年近い人生で、それを本当に「ケチャッピ」と信じて疑っていなかったようなのである。

 リスナーが言うには、我が家ではずっと「ケチャッピ」だった。 家族もそう言っていた。 「ケチャッピ」でないはずがない、と一歩も譲らないのだ。 私は運転しながら、大声で笑ってしまった。

 不思議なのは今まで誰も間違いを指摘しなかったのかということだ。 学校の友人や教師、そして結婚相手、おそらく私と同じで「ことばあそび」的な言い回しでわざとそう言っているのだと、あらためて指摘するのもはばかられたのではなかろうか。 百歩譲って、そういうことにしておこう。
 それでは、ケチャップのラベルは見なかったのだろうか。 どんなケチャップにも、メーカー名と製品名は書かれている筈だ。 そこを福沢が突っ込むと、外袋はすぐに捨ててしまうし、容器には何も書かれていない、と言う。 今まで数え切れないほどの外袋を破いて捨てただろうが、一度もそれを見ていないらしい。

 とにかく、おかしい話だ。 こんな他愛ないことも、AMラジオの面白いところなのだ。

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