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2006.08.14

4チャンネル・ステレオ

 昨日の「思い出のメロディー」に登場したフォーリーブスの「地球はひとつ」で思い出したことがある。 1970年代のはじめ、レコード業界はかつてのSPからLP、そしてモノラルからステレオという発展の次の時代として、4チャンネルステレオの開発に各メーカーがしのぎを削った。 ビクター陣営はティスクリート方式、コロンビア陣営はマトリクス方式、そして業界の風雲児ソニーはSQ方式という具合だ。 結局この戦いは、どの方式も消費者にそっぽを向かれていつのまにか消えてしまった。

 話はこの「SQ」方式のイメージ・リーダーが、当時CBSソニー所属だったフォーリーブスで、その「地球はひとつ」は「SQ」を世界の統一規格にしようという戦略のイメージ・ソングだったのだ。

 世はドルビー・サラウンドの時代。 家庭にも5.1 サラウンドという概念が浸透しつつある。 何故今になって普及してきたか、と言えば、テレビのハイビジョン化とそれに伴う大画面化に影響を受けているのだろう。 視覚と聴覚のバランスを消費者が求めはじめているのだ。

 サラウンドと言えば映画、と思われるだろうが、私は音楽派だ。 特にクラシックのコンサート放送が素晴らしい。 N響の「ツァラトゥストラ」のパイプ・オルガンの重低音や部屋に満たされる弦の響きなど,最高だ。 そして意外なのはソファーにじっと座っているのがベストポジションという訳ではないということだ。 部屋の中を動いているときも予想外の音が耳に入ってくるのが面白い。

 とかなんとか言っているが、WOWOW の「スターウォーズ」一挙放送を、無料体験視聴(15日間)でまんまと録画している。 まだまだ無休が続いているが、いつかじっくり楽しみたい。

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コメント

4チャンネルありましたねえ。Lカセットはそのもう少し後でしょうか。EP盤、LP盤が消えて、Lカセットはおろかカセットも消滅しつつありますね。録音メディアはMD,CD,半導体メモリと変わってきて、ウォークマン(に代表される携帯型カセットテープ再生装置)もすっかりipod(に代表される携帯型半導体録音音声再生装置)に席捲されたようです。
最近の若い人の部屋には下にブロック置いた大きなスピーカはないんでしょうね。

投稿: | 2006.08.19 17:13

Lカセット・・・ありましたね。 あれもSONY。 オープンリールテープをカセットにした、今思えばビデオテープのような外観。

私は、オープンリールデッキ、持ってました。(^^)

投稿: uncle bear | 2006.08.20 09:27

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