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2007.03.07

世界のコバケン

 今日は「世界のコバケン」と銘打った、日本フィルとオランダのアーネム・フィルの合同演奏会を聴きに、サントリー・ホールへ出かけた。 遠いからサントリー・ホールは嫌いだ、と言いながら、残り少なかったチケットをなんとか手に入れてやって来たのは、見逃せない企画だと思ったから。 しかも先週の金曜日に風邪で40度の発熱と言う最悪の事態だったのだが、どうしても見たい、聴きたい、という一心で医者の薬とヴィタミンCで月曜日から仕事にも出て汗をかき、どうにかこの日を迎えた。
 一曲目の「モルダウ」は日本フィルの、二曲目の「くるみ割り人形」はアーネム・フィルの、それぞれ単独演奏で、どちらも良かったのだが、メイン・プログラムの「チャイコフスキー交響曲第五番」は、想像を越えるものだった。
 この曲は一月の名曲コンサートでもこの場所で日本フィルを聴いたばかり。 私の最も好きな曲と言っても良い。 そのお気に入りの曲を、ふたつのオーケストラが一緒に演奏すると言うのだから、否応にも期待が高まる。
 休憩の間にステージの上にはこれ以上は置けないというほどの椅子が並べられ、これから始まる未知の演奏を予感させた。 そして楽団員が登場してお決まりのチューニングだが、もうそれだけで場内にざわめきが起きるほどの迫力だった。 そしていよいよ静かに曲が始まったが、すぐにいつもとの違いを感じることができた。
 まず弦楽器群。アンプのボリュームをぐっとあげたときのような音量と言ったら良いだろうか。強弱のメリハリがくっきりとして厚みのある音はとても聴きやすい。
 そして管楽器群。当然のようにその迫力は弦楽器の比ではない。
 とにかくこの巨大なオーケストラを、我らがコバケンがグイグイと引っ張る。それも今まで聴いたことがないような速さだ。 そんなに速く指揮棒を振って、オケがついて来られるかと心配になるほど、速い。 しかしその指揮棒はまさしく火を噴きサントリーホールは身体にビリビリと来るほどの音響に包まれたのだ。

 細かいことを言えば、滑らかさは乏しかったかも知れない。 しかしそれに勝る魅力にあふれた新鮮な演奏であったことは間違いない。

 アンコールもあり、特に弦楽器だけで演奏された「ダニー・ボーイ」は泣けたし、最後のコバケンオリジナルの「夏祭り」では打楽器陣がハッピを着ての再登場で場内を沸かせた。

 とにかく行かれて良かった。 また明日から頑張ろうと思えた。 ちなみにこの文章は勢いで電車の中で概ね書いた物である。

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