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2008.05.18

宮本文昭のボレロ!

 自称「新米指揮者」の宮本氏。 オーボエ奏者としての名声にピリオドを打ち、指導者だけでなく、指揮者としても活動を始めたばかりだ。 今日は日本フィルのサンデーコンサートに、その指揮者としての初登場。 ヴァイオリンの川井郁子*をソリストに迎え、バラエティに富むプログラムだった。

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メンデルスゾーン:劇音楽《真夏の夜の夢》より「序曲/結婚行進曲」
マスネ:タイスの瞑想曲*
マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》より間奏曲
ビゼー:歌劇《カルメン》より運命の動機〜第1幕への前奏曲/アラゴネーズ/間奏曲/ハバネラ*
プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》より「ある晴れた日に」*
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン*
ラヴェル:ボレロ
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 ほとんど聴き慣れた曲ばかりだが、どれも緻密で新鮮な印象。 やはり、キャリアの為せる業か、管楽器の鳴らし方が素晴らしかったと思う。 特にボレロは遠藤氏の変わらず正確なドラムに乗せて、クライマックスには実に粒ぞろいの金管の響きが快感だった。
 私の大好きな「タイス」や「カヴァレリア」の弦も安心して聴くことができた。

 ソリストの川井郁子は、これまでのイメージとは少し違っていた。 深みのある演奏は、嬉しい誤算だった。

 今回は2階の中央からオケ全体を見渡せる位置で聴いた。 (ステージまでの距離は新調した双眼鏡でカバー)
 九月の名曲コンサートでは、またコバケンのボレロが聴ける。 今度はP席で指揮者をじっくり見てみようかと思っている。

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2008.05.06

ちりとてちん

 三月いっぱいで放送が終わったNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」。 近年、このいわゆる「朝ドラ」は年度の前半は東京で、後半は大阪で作られているが、昨年度の大阪制作「芋たこなんきん」も面白かった。 面白ければ、ビデオに録ってでも見る。 「面白い」と「可笑しい」は違う。 大阪のお笑いだから、というわけではなく、ストーリーとせりふの軽妙さのバランスがいい。 キャスティングも渋い面々を揃えているのがいい。 東京は東京で渋い脇役はいるのだが、あくまでも脇役だ。 「ちりとてちん」の場合、主人公は若い女性だが、いいのか悪いのか、主役が霞むほど周りの登場人物の存在が大きい。
 師匠の渡瀬邦彦、おじいちゃんの米倉斉加年、おばあちゃんの江波杏子、そして何よりおかあちゃんの和久井映見が素晴らしい。 おじいちゃんも師匠も亡くなってしまったあとは、兄弟子の桂吉弥の存在が大きかった。 私は落語に詳しくないので、ストーリーに絡められた演目とのからくりは良くわからなかったが、落語好きにはたまらなかったことだろう。

 なんで今頃この話題を書いているかというと、総集編が放送され、また泣いてしまったから。
 ひとつは・・・おじいちゃんが死んで子供時代の主人公が落ち込んでいるのを母親が励ますシーン。 「かわらけ投げ」で願いがかなうことを信じて、ふたりで落語の「愛宕山」よろしく大声で「またおじいちゃんに会えますようにぃ」「喜代美が元気になりますようにぃ」と叫ぶシーン。
 もうひとつは・・・主人公が故郷の小浜から反対を押し切って大阪に出て行くとき、母親が町内の「のど自慢」で五木ひろしの「ふるさと」を絶唱するシーン。
 このふたつの母娘のシーンが私の「ツボ」だ。 とにかく泣けて、笑える。

 残念なのは最終回。 なんともあっけない終わり方なのだ。 しかし案の定(?)、7月に続編が予定されているという。 どんな続編があるのか今から楽しみにしている。

NHK公式HP

Wikipedia「ちりとてちん」

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