千住明 個展コンサート 2011
あらゆるイベントやコンサートから花見に至るまで、自粛がブームでもあるかのように中止される中、音楽家、千住明氏のコンサートが決行されました。
出演者の中にも親族が亡くなられるなどの大きな被害があったそうですが、それでも挫けず開催に努力された背景には、自粛からは何も生まれないという強い信念があったからだと思います。 全く同感です。
国民が痛みを分かち合う気持ちは大切です。 しかし、みんなの気持ちがすべて内向きになっていては、日本という国が復興に向けて歩き出すことができないと思います。
開演前の拍手なしの1曲「Prayer」で始まったコンサートは、そんな千住氏の思いの詰まった心温まるコンサートでした。 NHK東京児童合唱団の天使の歌声も、ステージに透き通った淡い色を添えていました。
横山幸雄氏のピアノによる協奏曲「宿命」もこころに沁みました。
音楽はジャンルを問わず、人の心の支えになるものです。 こんな時だからこそ、音楽によってひとりでも多くの人が元気になれば、その力で被災地の人たちを支えていけるはずだと信じています。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント