日本フィル・ねりま市民コンサート 2012
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あらゆるイベントやコンサートから花見に至るまで、自粛がブームでもあるかのように中止される中、音楽家、千住明氏のコンサートが決行されました。
出演者の中にも親族が亡くなられるなどの大きな被害があったそうですが、それでも挫けず開催に努力された背景には、自粛からは何も生まれないという強い信念があったからだと思います。 全く同感です。
国民が痛みを分かち合う気持ちは大切です。 しかし、みんなの気持ちがすべて内向きになっていては、日本という国が復興に向けて歩き出すことができないと思います。
開演前の拍手なしの1曲「Prayer」で始まったコンサートは、そんな千住氏の思いの詰まった心温まるコンサートでした。 NHK東京児童合唱団の天使の歌声も、ステージに透き通った淡い色を添えていました。
横山幸雄氏のピアノによる協奏曲「宿命」もこころに沁みました。
音楽はジャンルを問わず、人の心の支えになるものです。 こんな時だからこそ、音楽によってひとりでも多くの人が元気になれば、その力で被災地の人たちを支えていけるはずだと信じています。
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今年もやります。スプリング・コンサートです。日本フィルメンバーによる室内楽の演奏を、教会の礼拝堂で聴いてみませんか?
一昨年はハープ、昨年はクラリネットがフィーチャーされましたが、今年はオーボエです。
私のチェロの師匠も出演されますです。
さらに恒例のようになっている、会場となる教会の信者で、間もなく東京音大を卒業する、岩田唯さん(ヴァイオリン)も、特別ゲストとして登場していただくように、企画中です。
通常4月に開催されていましたが、今年は教会行事の関係で5月22日になりました。
チケットはまもなく発売されますが、予約受け付けますので、私にメールください。
uncle-bear@august-1956.com
(@マークがスパム対策で全角になっていますので半角に直してください)
今年から大学生まで割引が拡大されました。 学生のみなさんのご来場もお待ちしています。
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若い人の中には、卒業式で歌った人も多いのかも知れませんが、我々の世代はそれを親として聴いたことがあるケースを除けば、なじみのない曲かも知れません。
「旅立ちの日に」・・・ インターネット辞書 "Wikipedia" よれば、
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影森中学校校長だった小嶋登は、荒れていた学校を矯正するために「歌声の響く学校」にすることを目指し、合唱の機会を増やした。最初こそ生徒は抵抗したが、音楽科教諭の坂本浩美と共に粘り強く努力を続けた結果、歌う楽しさによって学校は明るくなった。
「歌声の響く学校」を目指して3年目の1991年2月下旬、坂本は「歌声の響く学校」の集大成として、「卒業する生徒たちのために、何か記念になる、世界にひとつしかないものを残したい」との思いから、作詞を小嶋校長に依頼した。その時は「私にはそんなセンスはないから」と断られたというが、翌日、坂本のデスクに書き上げられた詞が置いてあったという。その詞を見た坂本は、なんて素敵な言葉が散りばめられているんだと感激したと、ラジオ番組への手紙で当時を振り返り語っている。その後授業の空き時間に早速ひとり音楽室にこもり楽曲制作に取り組むと、旋律が湧き出るように思い浮かび、実際の楽曲制作に要した時間は15分程度だったという。
出来上がった曲は最初はたった一度きり、「3年生を送る会」で教職員たちから卒業生に向けて歌うためのサプライズ曲のはずであったが、その翌年からは生徒たちが歌うようになった。ちなみに初めて披露した年度をもって、校長の小嶋は41年に及ぶ教師生活を定年退職したため、小嶋が披露したのはこれが最初で最後となった。
その後しばらくは影森中学校だけの合唱曲であったが、まわりの小中学校でも使われだしたことで、1998年頃までに全国の学校で歌われるようになった。現在では『仰げば尊し』や『巣立ちの歌』、『贈る言葉』などに代わり、小中高の卒業式において全国で最も広く歌われている卒業式の歌となっている。
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私はこの曲を2006年にトワ・エ・モアのアルバムで聴きました。 いい曲だと思って、iPod にも入れていました。
そして先月にこの曲の作詞者が急性心筋梗塞で亡くなったというニュースを新聞で読み、それをきっかけに繰り返し聴くようになり、昨日はとうとうカラオケで歌ったばかりだったのです。
そして今日の「題名のない音楽会」。 卒業式の定番曲、という企画で、「仰げば尊し」「蛍の光」という別格の曲に続いて選ばれた曲がこの曲でした。 しかも、亡くなった作詞者御本人が登場するではありませんか。 もちろん録画であるからのことなのですが、なんとも不思議な気持ちになりました。
本当に美しい歌詞です。 しかし、歌うとなるとかなり難しい歌です。
でも、また歌いたいと思います。
先生は80歳だったそうです。 放送ではなんともいいお顔でした。 そして記念すべき放送になったと思いました。
ただただ、ご冥福をお祈りします。
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お茶の水のカザルス・ホールがこの春、閉館されたのは周知の事実です。
しかし、このホールの取り壊しを何とか阻止しようという音楽家たちが中心となった運動が起こされているそうです。
発起人の顔ぶれを見るだけでも、大きな運動であるということがわかります。
コバケンも木野さんも・・・。
署名用紙はダウンロードできます。 お気持ちのある方は、是非署名運動に参加してください。
写真は木野雅之氏が2月にカザルス・ホールでラストコンサートをしたときのライブCDです。(^^)
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昨年、チェロを始めたのがきっかけで、友人に誘われて、初めて行ったチェロ4本のユニット、その名も「ワームトーン」。
昨年は中目黒でしたが、今年は永福町の室内楽演奏ホール、"sonorium" に出かけました。
曲目は小品を散りばめた聴きやすい曲ばかりの、私には嬉しい選曲でした。
とにかく、4人の息がぴったりと合って、小さなスペースに、文字通り温かいチェロの音色が満たされました。
明らかに昨年よりも完成度が上がっていました。若い人たちだから、まだまだ伸びるユニットだと思います・・・なんて、偉そうな感想ですが、耳だけ肥えたあじさんの戯言だと聞き流してください。
チェロで遊ぶ我が身からしたら、神様みたいな人たちなわけで、あんな温かい音色を他人様に聴いていただけるまでは、まだまだ茨の道であるわけであります。(^^;)
素晴らしい時間をいただいたことに感謝・・・冷たい風にも、コンサートで温まった気持ちは、冷めませんでした。 来年も楽しみにしています。
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毎年1月に開催されることが多かった、大町夫妻のコンサートが、今年は3月1日にありました。 会場は横浜みなとみらい(小)ホール。 旦那様はコーラスグループ「ボニー・ジャックス」を退団して、もう7年だそう。 数々の病気を抱えながら、横浜でコーラスの発展に地道な努力を続けている方。 夫人は私の「フレーベル少年合唱団」在籍時の恩師。 もちろん芸大出身の声楽家として今でも活躍されている方ですが、お二人とも古稀を過ぎてなお、年に一回のジョイントコンサートを続けられていることは、たくさんの方に力を与えてくださっていると思います。
毎年楽しみと共に、ちょっぴり不安を感じながらコンサート当日を迎えるのですが(先生ごめんなさい)、今年はさらに年頭に正人さんが腰を骨折されたということを聞いて、本当に心配しました。 しかし、不死身の男は車椅子で登場。 「直前まで病院の天井ばかり見ていた」(ご本人談)とは思えないベルベット・ボイスが会場に流れました。 花粉症のせいで私はにじみ出る涙をふきふき、ステージを見なければなりませんでしたが、開演一曲目の「花(春のうららの隅田川〜)」をお二人で歌った後、正人さんおひとりのステージになったとき、応援に駆けつけてくださったという、早大グリークラブ時代の同級生や主宰している「帆船日本丸男声合唱団」のメンバーをバックに歌われた「おやじの舟歌」では、本当に感動しました。
いつもと違うのは正人さんの殊勝なことばでした。 いつもは照れながら義理で言うようにしていた奥様への感謝の気持ちを、今回は何度も、自然に口にされていました。 それだけ、今回のけがと入院生活が大変だったのでしょう。 それでも揺るがないご夫婦の愛情に、拝見している私たちも幸せをいただくことができます。
一部は正人さんのお気に入りの作詞家、山川啓介氏(会場にもいらしていました)の曲集。
二部はますみ先生の歌曲「女の愛と生涯」(シューマン/シャミッソー)。 今回のこの曲集は、先生のお声にとても合っていたと思います。
休憩をはさんでの三部はおなじみの曲のデュエット集。
カーペンターズの「イエスタデイ・ワンス・モア」「トップ・オブ・ザ・ワールド」、先生とジュリー・アンドリュースのイメージが重なる「エーデルワイス」などなど、息のあったデュエットを堪能しました。 欲を言えば「A Whole New World」(映画「アラジン」のテーマ)が聴きたかった・・・。
毎回感じているし、以前にも書いたことですが、今回のコンサートが無事に終えられたことを、一ファンとして心から感謝し、今後も永くこのコンサートが続けられていくことを願っています。
終演後、一目お会いしたいと楽屋に寄らせていただきましたが、正人さんに「来年も楽しみにしています」とつい口にしてしまいましたが、力強く握手していただきました。
ありがとうございました。
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今日は棚ぼたで手に入ったチケットで、久しぶりに東京都交響楽団のコンサートに行って来ました。演目は全てラヴェルの作品です。席は一番てっぺんのほう。舞台が谷底のように見えます。(^^;;
でも、贅沢は言えません。いただいたチケットですから。
前半は組曲「クープランの墓」と「ツィガーヌ」。
実はこの二曲、睡魔に襲われ、ほとんど記憶がありません。睡魔せ~ん。
後半はピアニスト横山幸雄の「左手のためのピアノ協奏曲」と「ボレロ」。 これはちゃんと聴きました。
まず、ピアノ協奏曲ですが、本当に左手しか使いません。見ていて身体のバランスが悪くなりそうで、心配になりました。とにかく、右手は膝に置いたまま、左手はもの凄い勢いで動くのです。
もちろん、もともと第一次大戦で右手を失ったピアニストに委嘱されて作曲したものですから、止むに止まれずという事情はあったにせよ、両手健康なピアニストにとっては過酷な曲だと言っていいのではないでしょうか。 ラヴェルは同時期に両手の協奏曲も書いているのですが、この左手のほうがオーケストラの編成は大きいそうです。その音に負けない大音響を左手だけで出さなくてはならないのです。 曲もそこそこいい曲だと思うのですが、「凄いな、凄いな」で終わってしまった、というのが実感です。(^^;)
ちなみにピアニスト横山幸雄という人は、あの盲目の天才ピアニスト、辻井伸行の師匠でもあります。
最後の「ボレロ」は有名な曲ですが、芯となる小太鼓が女性であることにまず驚きました。この曲の小太鼓は、15分間、始めから最後まで、ただひたすら同じリズムを刻まなければなりません。さぞ、大変だったと思います。 もちろん演奏は素晴らしいものでした。
ただ、最後クライマックスには、小太鼓が2台になるのですが、(もう一人も女性!)微妙に拍が合っていなかったのが残念でした。
夜は帰って日本フィルハーモニーのテレビ放送。昨日、今日と、充実したクラシック音楽の週末でした!
(マンフレッドが時間の制約で第1楽章と第4楽章しか放送されなかった! 残念)
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